代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第177話いいことは、悪いことと一緒にやってくる。

From 歳始め年初のご相談から

 

「いいことって、悪いことと一緒に来るんだね。

昨日は年の初めから、いい商談だ、こんなにうれしいことは生涯で初めて!

なんて思っていたの。

でも、このメールで、これですっかりしょげちゃった。」

 

(相談??? どういう事ですか?)

 

話がおかしいのよ。

私は今まで自分の企画ですべてやってきた。

でも今回は「大口スポンサーからの出資企画」

 

お金があるスポンサーがついているので、商品企画に参加してほしいと。

メインの企画者に名前が入る。

こんなうれしい企画はない。

 

良くする企画を自由にお話しください。

と言われたから、話をしだしたら、途端に

「なんだ!どうするんだ!ってメールが来たの。」

 

(イイ商談のはずが、ダメになるのは、どのようなメールですか?)

 

差し出されたノートパソコンのメールの画面

そこには、業者からの怒りのメール。

「損が出たら、誰がかぶるのか?…」と

 

で、このメールでどんな返事を書けばいいかしら?

相談したくて、、

お金があるといったのよ、300万あって、すでに仲介者に振り込まれたと。

 

(でもこの文面は、損失処理、お金がない人のはなしですよね。)

 

だから、無難に単価を下げて購入者数を上げる企画にすべきだと、提案したの。

300万に、その資金を足せば、損は出ないはず。

だからおかしいのよ。

 

「そう、ですよね。」

 

(あーーーっ、気づきだした!)

 

「そう、、、、お金がない。あるようでない人なんだ、、、。」

 

・・・、ふ、ふ、アッハッハ!

「私たち、世間知らず、、、だわね~」

 

(「お金を出す」の意味が、お相手と違っていたようですね^^)

 

お金を出してくれる。

それは、もらえるお金ですか?

利益を「つけて」お返しするお金ですか?

 

あなたの立ち位置は、消費者?

「お金」に対するトリセツは、まったく難しい。

立ち位置が、消費者なのか、販売者なのか、はたまた金融機関なのか。

お金を出す=立場が違えば、売上になるか、投資なのか、もしくは借入。

 

往々にして、消費者になっていまいか。

たとえば、主婦である私は常に家庭でのお金の使い方で主導権を持っています。

菓子店でサントリーの佐治会長が、奥様に「こう(買う)ていな。」と言ったとか

 

ところが、あなたや私たちのような経営者に、お金の自由はなかなかない。

自社のお金を使えるようで、勝手には使えない。

「お金」の主導権は、お客様の方にあるから。

 

お客様がお金を払ってくれる商品やサービスにつながる使い方しないと、、、

会社、つぶしますものね。

 

―ノグチ

 

PS.

商品企画に意見を求められて、ついつい自分の立場で話をしてしまうことがあります。(反省ぺこり)

相談者のお客様の想定を無視して「自分=消費者」になっていて。

だから、客観的な指標が必要なんですね。たとえば、今までの購入履歴から、企画商品アイテムは、どの金額の購入者数が一番多いか?また高額でも購入した層に見られる特徴は?などなど、数字を見さえすれば、会社をつぶさずに済みますよ。