代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第89話ただで働く優秀人材を使う【10%ルール】

11月2日

「イヤ今ねお金があるのよ我が社は。だからお金で解決出来るわけですよ。

今度採用する人も、金銭的に困っていると話が出たから、その分は面倒見てあげようと考えています。だけど、人を雇っても、ボクは働いてばっかりで、人生仕事ばっかりだよ。」

「右腕?そんな話はもう少しゆっくりしたときに聞きますよ。今はとにかく作業員を増やして、製産出来る量を増やさないと。断りの電話ばっかりになってしまう。」

 

売上絶好調の会社に伺いました。

会社のドアを開けると、通路にも発送商品の段ボールが積まれています。

社長さんの電話も途切れること無し、業者からの問い合わせ電話が鳴り響きます。

 

しかし、その電話、側で聞くともなしに聞こえてくるのは、

「いや、もう受注の話は伺えませんよ。納期を言われても単価を言われても、もう現場が生産できない状態だって分かるでしょう。現場が手一杯なんですよ。」

 

「第一、部品を集めなきゃいけない。えっ、前は出来たのにって、確かにね。

でも今は、部品があるかどうか確認している時間が無いんですよ。

全員で作っているから在庫管理も止まっていてね。」

 

売上絶好調と言っても、青空天井で伸びていくことは出来ません。

工場の生産量は、工場を作った段階で想定したボリュームを超えられません。

大幅な受注増は、キャパオーバー。

受注不能に陥っています。

 

この会社の製品生産には、人手がかかります、人の採用は必須です。

工場従業員が学ぶ作業の習熟期間は、短期間です。

人材不足は、どの工場でも今問題でしょうが、頭数はそろえられると言います。

 

資金を出して人手を集めている、というのが社長の前述の言葉です。

 

問題は人を集めて生産ラインに張り付く頭数はそろえても、そのラインのリーダーになる人材はすぐには見つからない、育成できないこと。

 

そこで、納品の予定や、作業状況を確認するために、長電話です。

新しい製品の製造にあたってはその製品の作業手順確認に、社長自ら現場に出向いて指導をしています。

 

休日返上、年中無休状態で仕事に没頭する毎日です。

 

いいえ、今の状況だからこそ、右腕が必要なのです。

 

優秀な右腕だったらどうでしょう、あなたが指摘する前に、工場の生産ラインの状況を把握して遅れているラインの問題解決策を講じてくれているかもしれない。

 

優秀な右腕は、アルバイトに部品の在庫管理を指示して、受注残を確認し、発注すべき数量の承認を求めるかもしれない。

社長の電話に耳を傾けて、優先すべき仕事の順位を入れ換えるかもしれない。

 

なぜ、社長は、将来有望な仕事の出来る優秀な人材を確保しないのでしょうか?

 

「今ウチにいる人たちは一生懸命やってくれるけど、中小企業に来る人だからね」

 

???まるで中小企業に優秀な人材は皆無だと言っているように聞こえます。

「だってさ、どの程度の力か分からないじゃない?だから余り金額の高い人はね、

採用できないよ。」

 

社長さんに採用条件を聞くと、困っている分を面倒見て、給与は「始めは、慣れていないから、10%ダウンして始めている。それで来なければしょうがない。」

 

なるほど、普通の人材は集まるのに、優秀な人材が来ない理由が見えてきました。

 

優秀とは、給与額以上に利益を出す人材です。

優秀か優秀じゃないかは、結果が全てを現すものです。

優秀な人材にはたくさん働いてもらったほうが、会社は儲かります。

 

では、優秀な人材がたくさん働くようになるポイントはなにか?

やりがいのある仕事たくさん与える。

社長が直々に褒める、問題点の指摘も公平に行う。

あなたに期待していると伝え、プライドをくすぐる。

 

優秀な人材は、おおよそお金が最大の動機にはならないものです。

ですが、お金を全く無視はできません。

なぜなら、評価には、お金に換算されるものがあるからです。

彼らは、仕事にプライドがあり、期待されているかどうかに、重きをおきます。

期待を金額に置き換えると、それは一般額より10%上乗せです。

 

自分より優れた人を採用しなさい。」

グーグルではこう言われていると、グーグル日本法人社長を務めた辻野晃一郎氏が述べています。

 

この言葉に続いて

Aクラスの人は、Aクラスの人と仕事をしたがる。Bクラスの人は、Cクラスの人と仕事をしたがる。」と。

 

もし、あなたがAクラスの社長さんであったら、Aクラスの人材が一緒に仕事をしたがります。

出し惜しみで、人材を失っているとしたら、Bクラスに落ちてしまいます。

 

給与の差は10%、では売上は?その差は10%ではすみません。

 

優秀とは給与以上に利益を出す人のことですから、給与の10%アップが、このままでイイか・解消すべきかは、すぐに結果の出ることです。

もちろん、利益を出してもコミュニケーションに問題がある人で、というのはもってのほかですが。

 

自分より優秀な人材は、結局 辞めて行くに違いない。

だから、採用したくない、社長さんはそう思っているのです。

ではなぜ、世の中の優秀な社長さん達が、人を採用するかという話です。

 

事業を運営するには、営業の力・製造の力・財務の力・マーケティングの力・ITの力…たくさんの力が必要です。

あなたは全部の力を持っていますか?

 

全部持っている人は、この世にいません。

だから協力してチームで仕事をしようとするのです。

優秀であれば、理解する話です。

大事なのは、優秀な人の成功を応援する心です。

 

「きっと辞めていくから、10%切ってやってみよう」という心を、優秀な人材は見抜きます。

彼らは、優秀ですから。

 

優秀だけれど、チームの中で誰かに期待されて働きたいと思っている人材は、少ないけれど、確かにいます。

社長が一緒に成長し続ける関係を築きたいと、お考えでしたら、社長の気持ちを、「10%アップ」にこめて表現して下さい。

 

大事なことなので、もう一度言います。

優秀な人材とは、自分の給与以上に利益を出す人です。

例えば社長さん、あなたのように

あなたが楽しく働けるのは、「優秀な人達とチームを組むこと」です。

 

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