代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第259話“数字”その先にあるもの。

Fromノグチ

今日はクリスマス、特別なプレゼントをあなた。

 

一年の業績が思うように上がった社長さんから、こんな電話が入りました。

「ノグチ先生、今年一年ありがとう。

思ったところに、たどり着いた。で、お願いがあるんだけれど…」

 

『お願い』は、取締役の勉強会をしてほしいとの要望でした。

 

「俺はいつもノグチ先生とこの数字がいいよね、とか、ここの数字気がかりだとか、話をするでしょ。でもうちの取締役たちは数字に興味がないんだよ。というかよくわかんないんだろうな。数字…」

 

3人の取締役、それぞれの数字

さて、会社の会議室に3人の取締役が、集合しました。

社長命令ですから、雁首揃えます。

でも、この3人は、ちょっと不安そうに互いにそっぽを向いています。

 

A取締役は、社長と創業時から一緒に事業を発展させてきた人。古くからの従業員を統括していて、いわば社長の腹心。

 

B取締役は、中途採用されて、工場の責任者になりました。人あたりのいい、縦横に人脈が広がっていくタイプ。いわば人たらし、政治的能力ありの人。

 

さて、C取締役、社長の縁戚の青年です。引きこもり系で、営業には向かないと社長は書類の管理を任せました。類は類を呼ぶ友人知人から知識を得、本から情報を得て、今ではすっかり事務部門の責任者になっています。

 

A取締役は、自分の分野を持っていて、その分野の数字はこまめに表にしています。自分の分野の実績数字は知っています。C取締役は、各種の事務処理に決算書を使います。決算書に並んでいる数字は、よく知っています。

 

さて、B取締役。この人物が社長のお気に入りなのには、理由があります。売り上げ情報をたくさん聞き取り、社長に新しい売上情報を提供するのです。もちろん「玉石混淆」。

 

情報の出所を調べろと社長から指示が出る先が、A取締役だったり、C取締役だったり。実際に実行するしないは、社長の判断です。B取締役はとにかくあれもこれも上げてくるのです。

 

2人の取締役から見ると、””B”は、億単位から10万単位まで、ただただこんな儲け話があると報告しているだけで、自分の工場の数字を把握していないじゃないか。

それを、社長が俺たちに回している。会社のためだけど、“B”は気にくわない。

 

3人の数字を、社長の懐に迎え入れる。

(社長が欲しい数字は、なんですか?)

 

「……、この地区一番の業者だ。専門業者としてこの地区一番になることだ。」

「そうだね。いつも社長が言うものね。親父の夢地区一番、なりたいよな~」

「いまなら、狙えますよね。ほんとこの数年売り上げ伸ばしたから。」

 

(では、その時の売上は?)

(それをかなえるための期間は?)

 

社長が取締役に据える人たちです。皆それぞれ自分が持っている数字があるのです。それぞれが持っている数字は、社長の夢につながって、社長の夢を実現できるのです。いつでも、数字は一対一で社長の夢に繋がっています。

 

―ノグチ

 

P.S.

数字は、会社の目標に繋がっている。というと“大げさな“といわれることがあります。でもつながっています。ミスロス不正、を防いで人間関係をよくするのが経理の仕事。なにがミスで、なにがロス不正か?

基準は、会社の目標=社長の夢です。