代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第385話ウチは人が育たないーー!

From ノグチ 

「3年たったら、やめていくらしいよ。」

オイオイ、いくらなんでも外で会社のウワサをするもんじゃないよ。急に暖かくなったオフィス街の公園、手に手にお飲み物のカップをもってそぞろ歩きのサラリーマン&サラリーガールさまたち、聞こえてますよ~。

 

もしかして、辞めるのが、当たり前になっている?

チョットした世間話は、共通の話題だから成り立つもの。

若い(m(__)m 60代のノグチから見れば)世代は大転職時代に入っているらしい。

 

聞くとはなしに聞いていると、(嘘!聞き耳立てていた)

不満の原因は、上司が教えない、残業時間が長い、やりがいがみいだせない。

なんだ~、その昔の私たちの時代と変わってないな~

 

辞める理由№1

前職の小さな会計事務所時代、

ノグチは、「お前が教えないから社員が辞めていくんだ!」と社長さんから叱られました。

30人ほどの小さな事務所なのに、半分の従業員は次から次へと辞めていく状況でした。

 

従業員の半分は、残っているじゃん!

でもダメなんです。この半分は、中々に社長さんの言葉に反論する。

それで、社長さんは新人さんを採用しては自分色に染めたいと指導していました。

 

ところが辞めるのです。

そして、とうとう退職者は100名に

ご自分の手帳に退職者の人数をチェックしていたのです。ここスゴイ!

 

評価されたい!

社員はなぜ辞めるのか?

評価されていない、と感じるから。

ノグチはそう思いました。

 

そこで評価基準書を作りました。

何を評価するのか張り出したのです。

3か月ごとに、社員さんと上司とノグチはそれぞれ評価基準で評価して見せあいました。

 

「あれ、上司の評価と自分の評価が違う。」

そこで、それぞれの評価をした理由を実際のお客様とのやり取りエピソードで話してもらいます。

具体的にお客様がどんな反応をしたかを聞き取るのです。

 

数値化がKey

お客様の反応をどう読み取ったか?

成果が出ているのか、売上が上がったのか?

頑張っている感情論から客観的な数字に置き換える、数値にして共通の認識にするのです。

 

「給与をもっと上げてほしかったけど、3か月ごとに話を聞いてくれるだけでも転職してよかった。」

新しい制度を作ってから入社した社員さんが発した言葉です。

社員さんは話を聞いてほしいのです。社長の訓示だけでは教えることになっていないのです。

 

もし、社長さんの会社で退職者が多いと感じたら、考えてみてください。

「オレ、しゃべりすぎてないか?」

リーダーがしゃべりすぎていたら、評価基準数値化の必要性がある会社です。

 

―ノグチ

 

P.S.ついつい、聞くよりしゃべってしまう。話しやすい聞き上手な営業マンがいます。

この人には、ついつい買い物をしてしまう。そうなんです、売るには聞く。

社員を働かせたければ、聞く。で、聞く前に利益を出す評価基準と売上を上げる評価基準をつかんでくださいね。個人的なことは聞いちゃダメ!社長さんの目的は、会社の利益アップなんですから。

 

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