代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第324話売れない棚は、コロナのせい?

Fromノグチ 「あれ~、渋谷はあんなに人が出ているのにね、うちの店に人が来ないのはコロナのせいだけじゃないね~、()」店長さんの愚痴に思わずうなずいてしまいました。

 

美味しい手造りのお惣菜・おにぎりを並べているお店での話です。

 

5時にご飯を炊き始めて、お惣菜におにぎりにと美味しい食べ物手作りです。

9時になると早速お客がやってきます。

車で仕事に行く前に、お昼用に買っていくのです。

 

お昼まえ、11時頃には近所の主婦がやってきます。

もちろん、家でもお昼ご飯の準備はするけれど、もう一品欲しかったり、

1人の食事だったら、おにぎりにプラスワンがすぐ手に入る嬉しいお店です。

 

お昼時になると、サラリーマン風男性たち

「あれ、今日は、鮭はないんだね。。。」

「しゃーない、カップ麺にするか~」

 

商品が少ないと、売れない。

ェ、ェ、ェ、まだ、棚にはポツンポツンと残っているおにぎりがあるけど

それでは、――― 売れないんです。

 

棚には、ポツンポツンと、何個か残っている。

2個や3個残っていてもね、、、

残り物には福がある、ではなくて「あまりもの」や「売れ残り」に見えてしまう。

 

(なんで、たくさん作らないの?)

 

「余ったら嫌じゃないですか。」

「夕方に余ったからと言って値引いて売るのも嫌だし、、、」

 

「いつもそれでけんかになるから、言いたくないけど、機械ロスだって何度言ってもダメなんだよね。」

「だって、廃棄ロスになるんだよ。損するってことだよ。」

 

廃棄ロスは見える、機会ロスは見えない。

そうです。人は損するのが大嫌い!

 

目に見えると、損がハッキリします。

売れ残った品数は、ハッキリ見える、数えられます。

でも、もし商品があったら得られたはずの利益、機会ロスは見えません。

 

またあの店に行っても、きっとまた俺のすきなサケのおにぎりはないだろうな。

もうこの時間になったら、スカスカの棚から残り物を選ぶことになるのはいやだな。

 

渋谷にはあんなに人が出ているのに、うちの店に客が来ない理由はこれかぁ?

お客様が感じている機会ロスは、売り手側には見えないのです。

 

損失回避の一手は、「見える化」

機会ロスは見えない。

それを見える化する方法、あります!

「単品管理」というやつです。

 

セブンイレブンさんが得意な商品管理です。

何のことはない、お客様の視点で仮説を立てて商品を作って、売れた数字で「見える化」するのです。

今時、iPadレジを使えば、簡単に見えるかできます。

 

レジで単品管理を始めたら、一番売れている商品「卵焼き」がハッキリ

これを一番商品としてアピールするのは、売り手にだって大きな自信です。

「これ家の一番商品です。」とさしだせばお客様もそれならと購入するのです。

 

 

 

ノグチ

 

P.S.

「運」いいですか?

積極的な経営者にこの質問をすると、皆さんにっこり笑って「いや~、皆からそう言われるよ。」と

偉い学者さんに言わせると、運がいいという人も運が悪いという人もほとんどチャンスは変わらない。

運がいいと思っている人は、「勢い」がある。つまり積極的。

積極的に進むから、「運がいい人になります。」

お問い合わせは→ https://www.n-keiei.co.jp/inquiry