代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第215話安定売上をめざすあなたへ

From ノグチ

平成18年の3月30日、私は、26年間勤めていた、会計事務所を退職した。

 

遡ること26年前、昭和54年 大学の会計学科を卒業したが、

大卒女子の勤め先は狭き門だった。

 

男女機会均等法以前の社会。

高卒か短大卒の待遇でイイなら、いつでもおいで、、、

声がかかった業種は銀行&証券会社

 

先が見え過ぎる。

寿退社しか選択肢がない就職、、、、

 

税理士試験科目合格を2科目もっていたので、

大学の教授の紹介で、小さな会計事務所に就職が決まった。

 

港区神谷町、地下鉄の駅を出ると、その上に小さなペンシルビル。

たった、8坪、その4階が、私の勤務する会計事務所だった。

 

入った年は、40社だった取引先が、

翌年は80社、さらに翌年は120社。

取引先数がのびれば、人も増える、事務所もさらに広いところへ

 

仕事はきつかった。でも、楽しかった。

 

経営者と話すためには、株式も不動産も、

もちろん手形や銀行からの借入もやりとりも

勉強しなければ相手にされない。

 

ありがたい事に、A社の対策案は、B社で活用できる。

Cさんの投資は、DさんEさんの投資プランに情報としていただける。

残業も経営者達と飲み歩くことも、

全部経験値として仕事の濃度を上げてくれた。

 

大好きなのは、税務調査。

何が課税のポイントになるかを徹底研究するには、相手を知る事。

税務署に頭を下げて、あしげく通う。

 

税務署は、男性ばかりの出世を張り合う世界。

出向いて経理のやり方、伝票の処理を質問しまくる。

税理士でもなく、男性でもない、強みは意外なところにあるものだ。

 

でもその一方で、マイナスなことも起こっていました。

取引先社長の紹介で今の旦那さんと結婚。

設計士の旦那は、その当時そこそこ稼いでいました。

 

結婚して、3年過ぎて、めでたく子供が出来ました。

早速、上司に報告すると、

「辞めてくださいね。お客さんにご迷惑がかかるから。」

 

仕事は出来ていると思っていた自負は、簡単に打ち破られました。

後輩の独身女性が、早速後任として引継ぎに入ります。

資格をもった税理士が担当となって、引き継ぐことも。

 

「ノグチさんは、税理士じゃありませんから。」

お客様達からは、

「□(資格)でも、△でもいいのよ、仕事が出来れば!」とは、

言ってもらえましたが。。。。

 

今思えば、子持ち、しかも3人。

資格があるわけでもない。

保育園のお迎えや病気で時間を短縮して勤務することが増えます。

いくら、仕事が好きでも、パートタイマー&三児の母は、時間が無い。

仕事に費やす時間は限られ、家事の時間も減らせない。

いまさら、大学院で資格を取るのも、試験勉強する根性もゆとりもない。

 

どうすればもっとお金を稼げるか?

どうすれば、もっと労働時間を減らせるか?

 

そんな事を考えていた頃、

データベースソフトを扱うフリーのSEと知り合いになりました。

 

経営者は、売上が命。

これをバインダーで綴った台帳で経理担当者が握っているから、

数字は一ヶ月後、当然 経営判断が遅れる。

 

顧客台帳をデータベース化すれば、売上は画面で見える。

そのままデータを会計に吸い上げて、時間短縮だ。

会計事務所の担当者も楽になる。

 

社長も嬉しい、経理も嬉しい、時短で私も家族も嬉しい。

 

早速SEの彼を、一番伸び盛りの会社に連れて行き、仕事の契約をさせた。

会社の内容も経理方方も、会社の人間よりよく知っているのは、

会計事務所の担当者=ノグチだ。

 

1998年、世はやれ通信だ、インターネットだ。

パソコンの時代になってきた。

税理士資格より、SEも会計も使える人財の方が、お金が稼げる。

 

どうなったか?

 

朝「あの単価15000円から、20000円にしろ!」

夕刻「やっぱり、単価上げると、売上がへこむね、戻して、A15000円、B18000円」

社長は、画面をみながら、販売プランを次々に試した。

 

データベースソフトを導入した社長の画面には、今日の売上が表示される。

今日が出るなら、3期比較はもっと簡単。

部門別も、顧客先ごとの売上も、皆見える。

 

売上は、作対比107%、経常利益率10%

売上は、順当に伸びて行く。

プランBを試す時間が早いほど、成果は早くでます。

 

安定した売上を目指すなら、

売上の数字が、しっかり見える仕組み取り入れましょ。

面倒?それなら、ご一緒に売上数字・利益管理をいたします。

 

 

―ノグチ

 

PS.

我社の、販売管理、郵送、受信システムは、このソフトで出来ています。

小さく簡単。お客様との関係を深くする、そのためにITは活用するのです。