代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第206話100歳時代の食える仕事・食えない仕事

From ノグチ

 

1週間ほど前、高田馬場の事務所に2名の来客者がありました。

 

 

来社した二人は、親子。

一人はとある会社の役員をしており、そろそろ引退を考えている親御さん。

もう一人は、個人で事業をしている、子息です。

 

個人事業をしている子息は、最近店舗を売却しました。

10年間、親御さんが役員をしている会社に賃貸していましたが、

契約解除となり、自分の事業でも使わないので、売却を決断したのです。

 

売却は、一時金。

次の投資を考えないと、

お金は逃げていきそうで、とご相談です。

 

お金は、お足。

出ははっきりしておりますが、

入金の予定は簡単ではない。

 

今年から来年にかけて、キャッシュの出を想定して、稼ぎの予算を考えて、、、

結論は、「う~ん、しっかり稼がないとね」

 

一年の資金計画、7年間の事業方針、話がまとまると、

決まって、話しは人のうわさ話。。。

それも、共通の知人の話に次第次第につながっていきます。

 

自分のことはさておき、

他人の噂になると、途端に口が軽くなる。

それが、三人寄れば、、、です。

「安泰な仕事」

先日聞かれたのよ、Aさんから。

「新規の開拓、どうしているのって、、、

もう驚いちゃった。何年も仕事しているはずだから、何を今さらって。」

 

ご相談者と同じ業界の有名なトップセールスマンの子息Aさんの話です。

その子息は、トップセールスマンの秘書のよう

周りからは、その子息が、英才教育を受けているように見えていました。

 

しかし、どうも微笑んでいるだけで、イイ人なんだけど、、、

トップセールスマンの言うとおりに仕事はする、上司の仕事のサポートはする。

でも、積極的に取引先へのアプローチはしてこない。

 

皆、うすうす気づきだしています。

子息がトップセールスマンに育たないのは、

親のトップセールスマンが、『自分のような苦労させたくない』と思っているから。

 

永く業界にいると、業界の現状や、問題点をよく知るようになります。

その分、先行きに不安を感じる。

自分の時代は大量消費時代で商品が売れたけれど、この先は、、、

 

苦労せずに、安泰な業界がないかな。

先々は、業界が先細りになっても、

今の事業規模をそのまま任せたら、食っていけるはずだ。

100歳時代の食える仕事

「親は子供に何も重要なことは、教えられていないよ。

だいたい、父親は、オレもそうだけど、教えない。

子供は、ナンにもしないことが、いいことだと思い込んでいるんじゃないかな。」

 

「でもね、仕事も金も 子供になんか引き継げないよ。

人生100年だろう。

あと数十年、自分の生活費も介護費用も葬儀費用も必要だよ。」

 

「年金だってもれるかどうか?

当てにならない。

だから、金なんて、息子に引き継げないよ。」

 

隣で、にやにや笑いながら、子息が話を聞いています。

お金のやりとりで、一歩も引かない親御さんに

話し合いの場をノグチ事務所で持ちたいと提案したのは子息の方。

 

「“この数字いいね!”ってノグチ先生から褒められたの50代だったよ。

ただタダ必死で、やっているだけだったから、

褒められて、数字が大事だと判ったのも、そこからだよ。」

 

振り返ってみてみれば、業界のトップセールスマンも

何時だって必死でやってきたはず…

試行錯誤のなかから、芽が出る情報のかけらを追いかけていたはず…

 

だからこそ 自分が必死になれる商品・サービスじゃなきゃ

あなたの仕事にしては、ダメなんですね。

あなたが必死になれる商品が、あなたの100歳時代食える仕事です。

 

 

―ノグチ

 

PS.

人生100年時代と言う言葉耳にしませんか?

60歳定年なら、そのあと40年。65歳定年だって、35年。

本当にサードステージを生き抜く時代です。

「自分の強みで社会に貢献する、それが本当の幸せだ」ってドラッカーも言っています。あなたの強み活かしましょ。(笑)